WR8170N

約7年間使用したcoregaの無線LANルータ「CG-WLBARGP」が度々エラーを出すようになってきたので、 新しくNEC製無線ブロードバンドルータ「Aterm WR8170N(STモデル)」を導入しました。
PA-WR8170N-ST

2011年7月、家電量販店nojimaで税込3,950円で購入。
NECの無線LANルータの中でも低価格ラインのモデルです。

特徴は
・IEEE802.11n,g,b対応(2.4GHz帯)
マルチSSID機能
USBポート搭載で簡単データ共有
・デュアルチャネル&オートチャネルセレクト機能
・ECOモードボタン搭載
・らくらく接続設定(WPS対応)
・暗号化モードAES/TKIP/WEP対応
など。

端子側。USBポート搭載が他社ライバル機に対するセールスポイント。
インターフェイス

PCやゲーム機との無線接続方法

らくらく設定もありますが、手動でも簡単。
(以下はWindows Vistaでの設定画面。)

無線LANルータ(親機)とモデムをLANケーブルで接続し電源もオンにして、 PCの無線LANアダプタ(子機)も正常に使える状態にしておきます。

本体裏側にあらかじめプリントされているSSIDと暗号化キーを記憶。 セカンダリの初期値はセキュリティが弱いWEPなので使わないほうが無難。
デフォルトのSSIDと暗号化キー

PCのタスクトレイ右下にある赤いX印の付いたネットワークアイコンを右クリック。
ネットワークアイコン

[ネットワークと共有センター]をクリック。
ネットワークと共有センター

ここから下は、SSIDを自動で見つけるか手動で入力するかに分かれます。

自動でSSIDを判別

[ネットワークと共有センター]画面左のタスクから[ネットワークに接続]をクリック。
ネットワークと共有センター タスク

すると接続可能なSSIDを自動的に表示してくれます。
(ご近所のネットワークも表示される場合あり。)
表示の中から本体裏面で確認したSSIDを選択して接続ボタンをクリック。
SSID

[セキュリティ キーまたはパスフレーズ]に本体裏面の暗号化キーを入力。 文字は全て半角。大文字小文字の区別に注意。
入力したら接続ボタンをクリック。
暗号化キー

画面を閉じて完了。
完了

自分でSSIDから入力

[ネットワークと共有センター]画面左のタスクから[接続またはネットワークのセットアップ]をクリック。
接続またはネットワークのセットアップ

[ワイヤレスネットワークに手動で接続します]を選択して次へボタンをクリック。
ワイヤレスネットワークに手動で接続します

ネットワーク名  → SSID
セキュリティキー → 暗号化キー
を入力して次へボタンをクリック。
(ここでは[セキュリティの種類]はWPA2-パーソナル、[暗号化の種類]はAESを選択。)
入力画面
SSIDステルス機能を使う場合は[ネットワークがブロードキャストを行なっていない場合でも接続する]をチェック。

[接続します]をクリックして完了。
接続します

これで端末とルータの無線接続は完了。

こんな感じでパソコンもPS3もPSPもタブレット(ICONIA A500)も行けました。

私のパソコンの無線LANアダプタはPCIバスタイプの「プラネックス GW-DS54GR」で11g対応。 PS3も11g、PSPは11b、タブレットは11nですが、この違いを意識することなく同時に接続できています。

ルーター本体の設定

説明書には「ルータ内蔵モデムを利用する場合は、本機を無線LANアクセスポイントモードにすることをお勧めします」とありますが、 ルータを二重にしたほうがセキュリティが高まるらしいのでルータモードで使用します。

PCとの無線接続が完了した後、ブラウザから
http://web.setup/
または
http://192.168.0.1/
でルーター本体にアクセス。

うちの場合は、動作モードを「ローカルルータモード」に設定することでLAN側IPアドレスが「192.168.1.1」に変更されて上手く接続できるようになりました。

この後、
ADSLモデムにはhttp://192.168.0.1/
無線ルータにはhttp://192.168.1.1/
でアクセス可能となっています。

無線スピードは上がったか?

我が家のブロードバンド回線はADSL12M。
ブロードバンドスピードテストで計測しても
下り受信速度: 1.1Mbps(1.17Mbps,146kByte/s)
という低速っぷりなので回線自体がボトルネック。

なものでcoregaの11gからNECの11nに変わっても無線通信速度のアップは体感できません。

ですが通信品質は非常に安定しており、ルーターのそばで掃除機をかけても乱れません。

木造2階建てで1階に無線ルータ、2階にパソコンを置いて通信していますが「シグナルの強さ」は常に4か5を示しています。 (coregaの時はもっと低い時もあった)

マルチSSID

この無線ルーターのSSIDはプライマリとセカンダリの2つがあり、 セキュリティが異なるなど2つのネットワークを同時に接続することが可能。

これで、WPA2-PSK(AES)に対応したPCやPS3・PSPとWEPにしか対応していないニンテンドーDSを共存させることが出来るようになりました。

もちろんどちらのSSIDにも高セキュリティなWPA2-PSK(AES)を適用することも出来ます。